もうコンタクトレンズがいらなくなる

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もうコンタクトレンズがいらなくなるブログ:2016年04月15日


母親が亡くなってから
父親とあたくしは二人暮し。

父親と母親と兄貴とあたくしの四人家族のうち、
父親とあたくしの仲はすこぶる悪い。

兄貴が結婚を機に家を出て、母親が急逝して、
一番仲の悪い二人が残されて暮らすことになってしまった。

四人で暮らしていた頃は
母親や兄貴が緩衝作用をしてくれて摩擦は避けられていたが、
二人きりになってからというもの
険悪さは赤裸々になっていった。

お互い、物静かな性格だから
取っ組み合いや言い争いなどはしない。

ひたすら無視しあうばかりの冷戦となる…
陰湿なことこの上ない。
どうしても伝達が必要な場合は筆談や、
メモを置くということになる。

「お前の言い分もわかるけれど、お前の半分はお父さんなんだよ」
兄貴がぽつりと電話越しに言った。

「お前が嫌っているお父さんは、お前の半分なんだよ。
それにおれの半分でもあるんだよ。自分の半分を嫌って気持良いか?
おれの半分は嫌いか?」

あたくしの半分は父親。
大好きな兄貴の半分も父親。
父親を嫌うことは、自分の半分を嫌うこと。
父親をののしることは、大好きな兄貴の半分もののしること。

「お父さんにもっと優しくしてやれよ。おれのお父さんでもあるんだからさ」

兄貴にそう言われて、
心の奥の奥で凝り固まっていた何かが
すっと溶けたような気がした。

父親に優しく言葉をかけたら、
あたくしの半分も優しくされたようで気持良い。
あたくしの半分が喜んでいる。

父親を大切にすることは自分自身を大切にすること、
大好きな家族を大切にすることなんだ!

両親と子ども、この不思議なつながりを大切にしたいと思う。
そうして父親との暮らしを丁寧に重ねていきたい。
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